路線バス・高速バス運行情報

日高・飯能路線の日高市内運行区間廃止に伴う大幅路線改定について

 平素より弊社バスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

 さて、2006年より19年間運行してまいりました日高・飯能路線(武蔵高萩駅~高麗川団地~メッツァ~飯能駅北口 間および武蔵高萩駅~高麗川団地~高麗川駅 間)につきまして、2025年3月末をもちまして「日高市内運行区間」を廃止することとなりましたのでご報告いたします。19年間の長きにわたりご愛顧いただき、誠にありがとうございました。これまでのご利用に感謝申し上げます。

なお、飯能市内運行区間は引き続き運行を継続いたします。

 弊社は2006年4月に前運行事業者から赤字路線を引き継ぎ、全国的なバス利用者離れにもかかわらず、「データによる見える化と最適化」による改善で、2009年から2015年にかけて利用者数を年間6万人、22%増加させることができました。しかし、2015年にJR武蔵高萩駅の北口取り付け道路開設により日高団地利用者が激減し、路線の一部廃止を行い、利用者数が低迷を続けておりました。
2018年に飯能市内の宮沢湖畔にメッツァビレッジ、2019年には大型テーマパークが開業し、来訪者のバス利用者が急増し、日高・飯能路線の収支改善の兆しが見え、黒字化が期待されましたが、新型コロナウイルスの影響により、当該路線の業績は再び大きく落ち込みました。コロナ収束後も利用者数の回復は思わしくなく、燃料費や人件費の高騰により、自助努力で運行する当該路線は直近で年間4千万円の赤字を計上しており、累積赤字額は2億円に達しております。こうした中で、現在運行に使用している車両が老朽化し、順次代替が必要となっている状況に加えて、自動車運転者の労働時間等の基準改正(改善基準告示改正)「2024年問題」により、さらに運転士不足が深刻化しており、一民間企業だけで当地域の公共交通を支えることはもはや限界となっております。このような背景のもと、これまで沿線自治体様と路線維持のための協議を重ねてまいりましたが、結果、今回の決断に至りました。なお、協議が整った飯能市内運行路線については引き続き運行継続となります。

 ご利用者様をはじめ、関係各位に多大なご迷惑をお掛けいたしますこと、誠に心苦しく存じます。弊社としても大変苦渋の決断ではありますが、実情をご理解いただきますようお願い申し上げます。

 継続する運行区間の詳細につきましては、決まり次第弊社WEB等でお知らせをさせていただきます。

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